pinch!
ここは私の家で間違いない…ですよね?
間違えてはいないはず。 じゃあこれは幻覚でしょうか?
…どうして あの殺人鬼集団が私の家でくつろいでいるのでしょうか。
ついでに言うと私は鍵を掛けて出たはずです。不法侵入で通報しますよ。
「おっ!おかえりー!」
「いやいや、おかえりじゃないでしょう、ここは私の家です何寛いでいるんですか。」
「やあやあ、ちゃんお邪魔しているよ。しかし待ちくたびれちゃったよ!さぁ私の胸に飛び込んでおいで!」
「何言ってるんですか、双識さん!飛び込みませんよ!」
「そーだぜ、兄貴。は今から俺とセックスするんだから、さっさと出て行けっつーの。なー?」
「なー? じゃないですよ!何サラッと問題発言しちゃってるんですか!悪影響です!舞織ちゃんにあやまりな
さい!」
「あ、私のことはお気になさらず!」
「気にしてください!舞織ちゃんが唯一の救いなんです!」
なんだこいつら、ていうかツッコむのかなり疲れる!こんなときにいーくんがいてくれたら、と切実に思うんだけど、黙々とケーキを食べないで舞織ちゃん!
この際そのフォークでもいいから(私のだけど)こいつらを退治してください!いやまじで。
「お前らいい加減しするっちゃ。が嫌がってるのがわかねぇっちゃか?」
「制止してくれるのはいいんですが、さりげなくお尻を撫でない で下さい、セクハラで訴えますよ!」
「あぁ!何やってるんだいアス!まだ私だって触ったことないの に!」
「そういいながら太ももなで回さない!まじでやめろってば手つきなんかエロいから!」
「の髪の毛ってサラサラだよなー、抱き心地さいこー。食っちまいてー」
「うぉい!そこ!髪の毛触るのはいいけど問題発言!」
横から腰に手をまわしつつ、さりげなく尻を触る軋識さん
反対側に座って、太ももを撫で回す双識さん
後ろから抱きつき、髪の毛を触りながら問題発言の人識くん ってか顔近い!
一応三人とも顔はいいから、両手に華 な感じで普通の人ならきっと私も喜んでたと思う。
この三人じゃなくて、舞織ちゃんとか崩子ちゃんとか理澄ちゃんとかなら!
(つまるところ変態以外)出夢くんもまだ大丈夫(だって体女の子だし)
……だけど、この変態達とくれば話は別。おとなしくしてると何されるか分からない!しかし!横、後ろ、とこ
れだけがっちり抑えられては一般人の私では
どうすることもできない
「ちょっ!舞織ちゃん! そろそろ助けてくれてもいいんじゃないですか!?貴女のその華麗な殺人テクを今こ
こでこいつらにおこなってくださいまじで!」
「……むぅ、私もさんが独占されるのは嫌ですしね…。お兄ちゃん達、いい加減に曖さんから離れてください。
離れないと一生、さんの笑顔は拝めませ
んよ?というかさんに合わせません(にっこり)」
「「「……はい。」」」
まさに鶴の一声ならぬ 舞織ちゃんの一声ですね。
少し、最後のほうの台詞には引っかかりましたが、助けてくれたことには変わりないのでよしとしましょう!
「舞織ちゃん、助かりました! ありがとうございます」
「いえ、お兄ちゃん達が迷惑をかけてすいませんでした。では、私たちはそろそろお暇させていただきます」
「「「えー」」」
舞織ちゃんの、帰る という発言に不満の声を上げた変態三人だったが(もう名前で呼ぶのも嫌になってきたか
も…)、無言の笑顔に負けおとなしくドアに向かっていった
「それでは、今日はこの辺で。 さようなら(にっこり)」
ブツブツとまだ何かグチをこぼしている三人に見事舞織ちゃんのストレートが決まり、ぐったりしている三人を
引きずって帰ってしまった。
(また次の日にもこの集団は私の家で寛いでいたのには本当に不法侵入で通報しようかと思った!)
神様仏様!一生のお願いです!
この変体たちをどうにかしてください!