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話の展開が速くておねーさんついていけないんだけども。なぜかわたしは今 同じクラスで隣の席の沢田綱吉君の家(そして沢田綱吉君の部屋)にいる。座って、いる。向かいには困惑した表情の沢田綱吉君、まあ無理も無いだろう、帰ってきたら部屋に噂の転校生(どんな噂なんだろう)がいるのだから、そして隣にはリボーン君。これから何が始まるっていうの。




「・・・・な、なんで・・・さんが、ウチに・・・?」

おずおずと聞く沢田綱吉君。 遠慮がちに聞くタイプがわたしの周りでは珍しいために、すこし感動してしまった。(なぜならわたしの周りは強引なヤツばかりだ)


「この赤ちゃん・・・・もといリボーン君に強制連行させられました」
「ツナ、は雲雀と戦って押さえ込んだツワモノだぞ。」
「へ!?ひひひ、ひばりさんに!?」
「え・・・・・・まあ、うん」
「新しいファミリーだ」
「ええ!?ちょ、リボーン!関係ない一般人を巻き込むなよ!」


噂って雲雀さんとのことだったんだ。押さえ込んだ、といっても・・・・まあ、間違ってはいないかな。

焦る沢田綱吉君と、飄々としているリボーン君・・・・て、あれ?







「わたしファミリーにはならないよ?」





(わたしの家族はあの人たちだけだもん)