「えっと、こいつは匂宮出夢 わたしの、とm(ふがっ)」

「はっじめましてえぇーっ!!花も恥らう19歳っ!!匂宮出夢君オトコノコでえぇぇーーっす!!!ちなみに!!は僕ンだから手ぇ出すんじゃねーぞ?ぎゃはははっ!!」

「(匂宮雑技団・・・人喰い、か)」


わたしが、ともだちって言おうとしたら遮られて(ついでに口は押さえられてる)ツナが「男っ!??」なんて言ってるけど、無理もないと思う何せ体はモロ女なのだから。(わたしも吃驚したし)面倒だから説明してやんないけど。ちなみにこのとき隼人やリボーンが一瞬ピクッとしたのには気にしないでおこう。そしてひとつ付け加えるなら私は出夢の恋仲になった覚えは、無い。




「っでぇ!?はいつになったら此方に戻ってくるわけ?いーかげん僕も限界なんだけどなー?」

「・・・・・・・・・・・・・とりあえず判らないけど・・・・久しぶりに帰ってみようかな?」

「やっりぃィィィ!!!っはー!ここまで走ってきた甲斐あったぜーっ!!」


・・・・・走ってきたのか、コイツ。カタナはどうした。




「・・・・・・・・ってことだから、しばらく学校休むって先生に伝えといてくれる?」

「え?あ、あぁ うん・・・・。」



放心状態のツナに呼び掛け私は先に外に出る。玄関先には出夢のバイク、カタナが停められていた。・・・・・・・・・・・・・あの嘘吐きめ。(嘘はいーくんだけで十分だ)