「おねえぇぇぇぇぇーーーーーーーーっっさあぁぁぁっっんっっ!!!!あっけましておめでとーーーっ!!ぎゃははははっっ!!!!」


いきなり聞こえたその独特のハイテンションな台詞もとい叫び(プラス笑い声)にわたしは身構える間も無く背後から全身タックルを受けた。



「おっひさーっ、元気してたっ!?僕おねーさんに会えなくてチョーーー寂しかったんだけどっ!!ていうか、電話くらいしてくんないかなあぁぁっっ!?僕何回も掛けたのにおねーさん留守電ばっかじゃんっっ!!何でさ何でさ!!僕とあっつぅぅぅーーーーい夜を過したの忘れたのっっ!!!??」


あいかわらず、こいつは無駄にテンションが高い。ここが学校で、しかも窓から入ってきたにもかかわらずこいつはまったく気にしていないらしい。特にツナなんて驚きすぎて顔が真っ青だ。隼人に至ってはダイナマイトを構えてしまっている。(きっと出夢には通用しないだろうけど)今現在は冬休み(というもの)で学校には生徒がいないということが唯一の救いでもあるだろう。


「い、出夢、苦しいから離れて?ついでに付け加えるとわたしは出夢より年下なんだからおねーさんという名称は可笑しいんじゃないかなーとかおもっちゃったり。」

「理澄もかーーなーーりぃィィーーーっっ!!待ってたんだぜぇっっ!?ちったぁー顔出せっつーのっっ!!ぎゃははっ!!」

「(無視!?)わかったから、近いうちにまた京都に行く。だからとりあえず、離れてほしーなー?」

「ちぇっ。」




小さく舌打ちしたけれど、しぶしぶ離れた出夢にわたしは思わずため息を吐く。しかし全くこの状況を私にどう説明しろというのだ。出夢はマントを調え、わたしの横にぴったり引っ付いて座っている。・・・・・・可愛いからいいのだけれど・・・さ。




「・・・・・・、こいつは誰だ?」

「んあ?ひゅうゥ〜っ!最近ではこォーーんな赤ん坊でも銃持っちゃってたりするわけぇっ!?かぁっくいぃぃーーっっ!!」

「・・・・・・・・・・・・・・」



リボーンを見て驚いてるのかどうなのか判らないリアクションをする出夢だがそんなのはもうどうでもいい。ぶっちゃけ面倒だ。説明、え、わたしがしなくちゃいけないの?ねえ。